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通し狂言 義経千本桜 まずは小手調べ [海老蔵礼賛]

「訪欧凱旋公演」の昼の部に行って参りました〜。三階なんで、海老蔵双眼鏡を握りしめまして、まずは小手調べってとこです。若奥様には今日も会えずに残念。小姑が遭遇する日はくるのかしら〜。

ちょっと書いておきたいのは、今日、身を乗り出して観劇される方が多かったです。私の両隣もそうでした。歌舞伎初めてみたいで、悪気は毛頭なさそうなんで、後ろの人に迷惑ってわからないだけなんだと思います。結婚式の中継や歌舞伎座の建て替えニュースなどで興味を持って見に来られたのかも、なので、これは劇場がキチンと「身を乗り出していると後ろのお客さんが見えなくなる」「イヤホンガイドは音漏れしないようにつける」と注意すべきと思いました。開演前やアナウンスで言ってますが、そんなの聞いちゃいないので、映画みたいに始まる前に役者さんが舞台で仰ったらどうでしょうかね。平成中村座ではそうしてましたね。

「鳥居前」静御前は壱太郎さんです。かわいらしい。翫雀さんの義経はちょっと桃太郎チック。三階から見ていると、人の立ち位置にバランスが気になるんですよね。歌舞伎はどの場面も絵のように構図がピシっと決まってて欲しいんですが、ちょい崩れ気味でしたかね。なのでこじんまりしている印象。
置き去りにされた静を藤太が捉えて、それを助けに海老蔵登場です。カッコイイ♪荒事です。藤太は踏み破られちゃってポイです。カ、カ、カ、カ、クワ〜、ギロッ!って鼻鳴らして睨むの、以前は結構笑いが起きてたんですが、もう起こらないですね。海老蔵さんがカッコ良さでねじ伏せちゃったかな。
ラストは狐六方で、こりゃ三階では見えなくて、来週楽しみます♪

25分の休憩でお弁当。トイレ、この休憩の方が空いてた気がします。舞台写真、海老蔵さん単体はまだなかったな〜。玉三郎さんとのツーショットがありました。

「渡海屋(とかいや)」「大物浦(だいもつのうら)」初めて観たとき、安徳天皇が泣いちゃって途中リタイヤだったな。今回は年長さんで大丈夫そう。
玉三郎さんと仮の夫婦なんですけど、なんか蝦夷模様の着物なんか着ちゃって、スゴク格好いいんです。ものすごく色っぽいし。美人の奥さん従えてるから余計に頼もしそうにかつ色っぽそうに見えて、三階でしみじみ萌えておりました。本性出して知盛は白装束なんですが、ところどころメタリックで、和モノのロールプレイングゲームの勇者みたい。で意気込んで行く割に、翫雀さんにアッサリ負けちゃって血まみれー。白装束がバラ肉でつくったキモノみたいになってます。
江戸の人はヘンタイですよね〜。いい男を血まみれにして、苦しめて、身投げさせて、それを弁当食いながら喜んで観るって、まぁ一緒ですね。我々と。
最後の見せ場がまたいいんですが、三階からだと、黒衣ならぬ青衣さんのアタマが見えて、興ざめだったので、これも来週の楽しみに取っておきます。

30分の休憩は、南座久しぶりなんで、売店や休憩所巡り。南座もかなりの老朽化なんで、歌舞伎座が新しくなったら、次は南座を改装してほしいです。そういえば、番附に新歌舞伎座の案内が載ってて、新歌舞伎座って、松竹と関係なくなかったっけ!?

最後は「道行初音旅」。私は今日、これが一番楽しかったです。玉三郎さんはシンプルな柄だけど華やかな振り袖でおキレイだったし。すっぽんが開いたら三階席がソワソワしだして、静かの鼓につられて海老蔵さんがお出ましです。必要以上に「狐」を出さずに踊ってられた。玉三郎さんと海老蔵さんの並んでいる姿、ホントにちょうどいいです。海老蔵さんが成長されたんですかね〜。玉三郎さんは、老化をぐっとこらえて、海老蔵さんのお相手をしてあげてくださいね。そうそう、番附見たら、人形遣いが薪車さんってなってたので、これも次回チェック〜!

というわけで、来週のチェック項目がいろいろ出まして、まずは一回目の観劇でした。
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