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五月花形歌舞伎 夜の部「伊達の十役」で顔芸炸裂〜♪ [海老蔵礼賛]

毎年五月は海老蔵さん、何かしら歌舞伎の舞台に出てらっしゃるけど、いっつもこの時期忙しいのでスルー。だけど、同じシゴト、10年もやってりゃ手際も良くなるだると言う希望的観測と片道500円の交通費で海老蔵さんの舞台が見られる経済的ありがたさに、ついチケットを取ってしまったわ〜。

というわけで、休日出勤の会社から京都へGO。おしゃれも美味しい豪華弁当も京都観光もナシ。でも花横〜♪うふふ。楽しかった。シゴトで疲れていたのが元気になって、「アタシも頑張らなくっちゃ!」と明るい気持ちになりました。

新橋演舞場で見た時は(コレ→http://ebizo-raisan.blog.so-net.ne.jp/2010-01-17)最初の早変わりの多さに辟易として楽しめなかったのですが、今日は三回目なので、鷹揚にご見物。「10倍のご声援を」と仰る海老蔵さん。とにかく仕事量がすごくて、変わった一人芝居のよう。いつも海老蔵さんが舞台にいるのでファンにはたまらないです。これだけ頑張るには、そりゃお客様の拍手がいっぱいいりますよね。一番「おおお!!!」と客席が沸いたのは、花道で与右衛門と道哲のすれ違い様の早変わりかな?スゴイですね。累のヘンな喋り方や、花道を舟で行くところとか、萌えポイントもたっくさん。
ダミーの人と入れ替わったとたんに歩くスピードやリズムが変わっちゃって、あらら〜なトコもあったから、チームワーク命、なお芝居ですね。

そんで、奥殿。今回も飯炊きはなし。千松役の子どもが可愛くて面白かったです。八汐は右近さん。憎たらしい。床下の場面では、逃げた鼠が俊敏かつユーモラスな動きで、「ねずみ!」って大向こうからかかってました☆それでね〜。仁木弾正の登場。ってかねずみに姿を変えてたわけなんですけど、もうね、もうねーーー!悪の結晶みたいな、100%悪!みたいな、悪い顔してました〜。もうメロメロのヘロヘロ。にやけた間抜け面で、宙乗り弾正様を見送りました。二階、三階、行く先で拍手をもらってましたね。

このあと裁判で、遠山金四郎のような細川勝元(何か時代劇やって欲しいな〜。「鬼平犯科帳」やって欲しい)と仁木弾正は、さすがに対決できないので、そこは残念だったかな〜。私の今回イチは仁木弾正で、「悪い顔で睨む」のに単純に喜んでました。劇場の他のお客さんもそうだったですよ。やっぱり悪いオトコマエっていいですね〜。癒されます。仁木弾正の最期は、ものすごい拍手アピールで、劇場中のお客さんが大ヨロコビで拍手してました(タクローくんもこのくらい頑張ったら、拍手せびっても私に文句言われないと思うw)。

今回の舞台は、芸術的価値がどーのこーのよりも、いかに客をよろこばせるか、そして体力と仕掛けと目の錯覚に挑戦するかってとこなのかな?そいでもって、その仕事量と努力と度胸に感動して、たいして働いてもないのに「疲れた」とか文句ばっかり言ってる自分が恥ずかしくなり、海老蔵さんほどは無理でも、もうちょっと頑張って働こう♪と思って帰ってきたのでした。一緒に行ったSさんも楽しまれて、帰りには「また次…」という発言も。ホント、今度はゆっくり行きたい〜。

少しお疲れ気味にも見えました(いまが一番シンドイころかもしれない)が、楽まで頑張って、お客様みんなを楽しませて、明るい希望をお土産に持たせてあげてくださいね〜。


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