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壽 初春大歌舞伎 リスペクト、オジイサンズ。 [海老蔵礼賛]

1月21日昼の部、三等で拝見して来ました〜。生憎の雨ですけど、舞妓さんグループが来られてて、とっても可愛らしくて華やか〜。松嶋屋さんのカウンターの前あたりにいらしたけど、どなたのご贔屓さんなのかしら〜?
今日の席は、ほぼセンターで、見やすいんですけど、前の方が前ノメラーで、「どうしよう、イヤだな〜」と思っていたら、幕が開いてスグ、松竹のお姉さんが注意してくれました♪ お姉さん、ありがとう〜。

まずは「吃又」ですね。アタシ、勘違いして修理之助役って薪車さんだと思ってたの、笑也さんだったんですねー。スミマセン。女形の人が白塗りの男の役するとある、なんか首のあたりが「く」の字になってるような不思議な雰囲気。んで、笑也さんは扁平足なのねーなんて、舞台観ながら思ってました。先日拝見したときの、秀太郎さんの一挙手一投足が義太夫と一体になってて、すごいな〜、見てて気持ちいいな〜なんて思ったので、つい、足に目がいっちゃいました。
やっぱり今回も秀太郎さんがステキでした。さすがに三階まで足音は聞こえなかったけど、義太夫が見に染み付いてる感じがした。優しくて、うまく話せない亭主を庇って饒舌で、明るくて(最後もいいですよね〜)っていうヨイ役ですね。70歳なんですって。
翫雀さんもとってもお上手なんですけど、主人公の権威を欲しがってるようにみえるトコや、ヒステリー起こして、女房にDVとか、感情移入できなくてスミマセン。裃に着替えるところが興味深かったです。あんな風にして着るのね〜。
海老蔵さんは真っ正面から拝見〜。拵えとか好き。「スッゴイ!感動しちゃった〜」とかは無いけど、不可もなく、って具合でしょうか。

30分の幕間で、お弁当。やっと奮発して、なだ万のお弁当買って食べたんですけど(美味しかった♪)一緒に観劇するハズの友人が病欠で寂しかったです。でも昼の部は夜より集中力いるし(って、勝手に思ってるんですけど…)休んでてください〜。

次は「修善寺物語」これは、海老蔵さん、葛藤のある役で(ご本人とはエライ違い?)、将軍なのに家来に権力握られちゃって、プライドだけ高くて何もせずにいじけてる役です。でも不思議にそーゆー役もお似合いです。美貌が光るお役ですねー。最初見た時は、扇雀さんの役、桂が「イヤな女」だと思ったけれど、今日はあまり感じなかったな。自分の意志で悲劇に飛び込むからかしら?

次の幕間が20分で、舞台写真見に行きたかったんですけど、真ん中の席だから、どーにも外に出にくくて結局座ったままでした…。三階席って、舞台を見渡せる真ん中に座るか、出入りしやすい通路側にするか悩むトコです(^^;;

最後は「積恋雪関扉」で、これが今日イチ。やっぱり常磐津の一巴太夫さんがスゴクよかったです。團十郎さんのユーモラスな動きとで、とても楽しかった。海老蔵さん、しっかり勉強してね!って思いました。常磐津の一番手前に座っているヒトのテノールっちゅうかカウンターテナーっちゅうか、高音の声もよかったな。舞台は謎めいた(?)とこもあり、踊りもあり、衣裳も面白いし、引き抜きや、ぶっ返りもあって、盛りだくさんで面白いです。團十郎さん、大伴黒主になるとこ、斧の裏に鏡がついてて、ソレ見ながらお化粧直してるんですよ(前回見た)。海老蔵さんはおとなしく、藤十郎さん、團十郎さん、一巴太夫さんと、おじいさんチームが大活躍の舞台でした。

初春大歌舞伎の私の観劇は今日が最後。海老蔵さんの奮闘あり、ベテラン組の活躍あり、出開帳とか、華やかなオマケもありで楽しい正月公演でした〜。よかった〜。
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