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七月大歌舞伎〜海老蔵さん、復帰おめでとう〜 [海老蔵礼賛]

…ホントにねぇ、長かったですね。無期限謹慎が明けての復帰公演です。未だにインタビューに応じないとか文句書いてる週刊誌もありますけど、応えるのがうっとおしい気持ちや、コトバにしたら薄っぺらくなっちゃいそうなことがありますよねー。マスコミには言いたい文句がたくさんあるけど、キリがないのでこの辺にして、さてさて、先週の金曜日に観劇してきました。

土曜の昼の部を狙っていたのですが、あいにくの(いや素晴らしいことなんですけど)完売で、金曜の夜の部のチケット。シゴト終わりで有楽町からタクシー飛ばして、なんとか弥生に間に合いました。ちょっとワナワナしながら駆けつけたので、なんというか劇場空間に馴染めなくて、一等でまぁ良い席だったのに、舞台がずっと遠いように感じてしまった。遠くで起こっていること、みたいな。獅子の精の気振りもあんまり迫力を感じなくて…120点に慣れているので、80点だと物足りないんですよね。

休憩時間に、慌てて買ったコンビニ弁当をモグモグとして、心を落ち着けて、集中力を高めます。筋書きも買ったんですけど、誰も事件のことや謹慎のことに触れていないのね。もっとざっくばらんに書けば良いのに、と思いました。松竹の人と團十郎さん、海老蔵さんくらいは。

で、「江戸の夕映え」です。前回見た時は面白く拝見しました。海老蔵、松緑、菊之助はじめ主要な配役のバランスが良くて。だけど今回は海老蔵さんと團十郎さんが朋輩同士!?團十郎さんのカミカミ台詞もイライラするし、壱太郎さんは可愛くて好きだし好演してたと思うけど、海老蔵さんとじゃやっぱりバランスが悪い。歌舞伎ってなんでこんなんなんでしょ〜ってたまに思うわ。右近さんが出ればよかったのに。芝居より話題性を重視なら、黙している相手のマスコミと一緒じゃない〜?

…でもね、第三幕の蕎麦屋でお銚子空けてる海老蔵さん見て、ふっと、「ああ、ちゃんと舞台に復活できて、またいろんな興行に出られるんだな」と思ったら、急に涙が出てきまして、自分で思っている以上に海老蔵復活を喜んでいる自分を発見いたしました。
今しばらくはおとなしくしていないといけないかも、ですが、ほとぼりがさめたらまた海老蔵さん企画の出ずっぱり公演や復活狂言とか、いろんなものに挑戦していただきたいです。
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